当院では各科の専門医が、地域の総合病院、大学病院、がんセンターなどと連携し、患者様のニーズにあった医療をご相談させていただきます。
突然の症状でどの病院を受診していいかわからないといった相談や、大学病院に通院中だが、待ち時間の短い近所で診てほしいなど、お気軽にご相談ください。当院に専門医がいない疾患でも、近隣の病院・クリニックをご紹介することができます。
一般内科のほか、消化器、外科、内視鏡の専門医が在籍しております。詳しくは外来担当医表をご覧ください。
(曜日によって泌尿器科、乳腺科、血管外科の医師がおります。)
患者様にわかりやすくするため、医学用語などの定義が少し実際と異なることがありますのでご了承ください。
上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)

- 一般的に胃カメラと言われている検査です。食道、胃、十二指腸の一部を観察し、胃潰瘍や食道がん、胃がんがないかチェックします。
- 当院では鼻から入れる方法、麻酔薬で眠った状態で検査する方法など検査が選べます。
- 鼻から入れる方法:細いスコープを鼻から挿入します。メリットは管が細いため麻酔薬(鎮静剤)を使用しないでも、苦痛を軽減できるところです。デメリットは、経口スコープより操作性や画質が少し劣るところです。また、処置(出血した胃潰瘍の止血など)はできません。検査後にお仕事がある方や、いままで検査で異常を指摘されたことがない方にお勧めです。
- 静脈麻酔で行う方法:俗に全身麻酔と言われていますが、正確には静脈麻酔といいます。鎮静剤を使用し、眠った状態で行います。メリットは寝ている間に行うため、検査の苦痛を感じづらいことです。デメリットとしては、麻酔後にボッーとした感覚が残るため、検査後の乗り物の運転等を控えていただくなどの制限があります。ご高齢の方など、転倒のリスクが心配な方は患者様と担当医で相談させていただくこともあります。
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)

- 一般的に大腸カメラと言われている検査です。近年大腸がんが増えてきていますので、検便の検査(便潜血反応)で陽性反応がでた方や、最近やっていないという方にはお勧めします。
- 検査中にポリープや早期がんを見つけた場合はその場で切除することも可能です。
- 大腸は人によって、長さも形も様々ですので、痛みの出やすい方から、まったく痛みを感じない方までいらっしょいます。当院では内視鏡専門医により、疼痛の少ない挿入法にて検査を行います。また、痛みを感じやすい方には麻酔薬(鎮静剤)も適宜使用して行います。検査前から眠った状態でやることも可能です。
麻酔をして無痛内視鏡を受ける方へ

- 麻酔(正確には静脈麻酔といいます)をして内視鏡を受ける方への注意事項があります。
- 麻酔薬を使用た当日は、薬の影響が残るためいくつか制限があります。お車、自転車等の乗り物の運転、高所作業、細かい判断が必要とされるお仕事などは控えるようお願いします。
- 検査後の説明を忘れやすい状態ですので、再度説明をお聞きになりたい場合は、お気軽にご相談ください。
- 当院で使用している鎮静剤は、内視鏡の麻酔薬として国内外で幅広く使用されている薬剤ですが、添付文書には検査薬としては不記載です。医師の裁量の下、適切な観察を行い使用します。
超音波検査(腹部エコー等)

- エコー検査とも言います。肝臓、胆のう、膵臓の一部を見ることができます。お腹の表面にゼリーをつけた器具をあてるだけですので、一番苦痛が少ない検査の一つとされています。脂肪肝の有無や肝臓がんの早期発見などに役立ちます。
- また、曜日によっては乳腺エコー、心エコーなどの検査が可能です。
レントゲン、マンモグラフィー

- 一般的なレントゲン撮影のほか、マンモグラフィーも撮影可能です。
マンモグラフィーは専門医の読影ののち、結果を説明させていただきます。
また、放射線検査ですので妊娠の可能性のある方は検査できません。
採血、心電図等

- 採血:外部委託により様々な項目に対応しております。また、処方箋だけをもらいに来ている方も、定期的にチェックし、腎機能や肝機能に副作用がでていないかチェックすることをおすすめします。
- 心電図:不整脈や心筋梗塞のチェックをします。症状が出ていないときに検査しても、正常と診断されることがありますので、検査時に症状がなくても、動悸や息切れ等症状があった方は医師にご相談ください。